第8章 未来を予言する choiyaki
未来は、起きる前は限りなく存在し、起こった後は明白に論理的に生じているように見える。
未来のシナリオについて考え抜くことは必要不可欠。向こう見ずだけど欠かすことができず、かつ楽しい。
過去を振り返ると、予測の成績はひどい。
個人用ヘリコプター、原子力発電、コンピュータ、電話。
新たなテクノロジーが社会に対するインパクトはどうなるかの予測は難しい。
テレビ、航空機、ファクシミリ。
テクノロジーが成功すると仮定して、それが大きなインパクトを与えるようになるのにどのくらいかかるかの予測は難しい。
未来の予言(ほぼ今となっては現実になってる)から、いくつかの問題が考えられる。
テクノロジーに関する予測は、目に見える利点だけでなく深刻な不利益をもたらす可能性も提起する。
プライバシー
難しいのは、適切なプライバシーか?がわかっていない点。
テクノロジーへのアクセスの社会的なアンバランス
経済的な格差がそのまま情報へのアクセス差の格差に。で、さらにそれが経済的格差になり。。。
ソシオパス
いたづら電話などなどに喜びを見いだす人たちとどのようき折り合いをつければ良いか。
人間同士のインタラクション
インタラクションに影響を与えるはずだが、どういう形でか?はわからない。
バーチャルリアリティなどのシミュレーションによる体験は、体験的なプロセスと内省的なプロセスの双方をサポートするので、認知のための威力ある道具になりうる。
共同作業を助けるツールは、グループの構造や利害の調整が必要。なので、個人を助ける場合よりもずっと複雑なタスクになる。
様々なものに依存することになる。組織の哲学や、グループを構成する人の経験、国民性などに。なので、一つのテクノロジーだけで答えを与えることはできない。
新しいテクノロジーが距離を超えた新しいコミュニケーションツールになるか、監視ツールになるかは、そのテクノロジーのアフォーダンスによって決まる。